•  金型製作と試打ち

  •  金型設計に入って少ししてから、ゴム屋さんから型の「パーティション(分割)ライン」に関して連絡がありました。
     基本的に金型は上下に分割されますから、方法によってはその合わせ面の跡が製品表面に現れてしまう場合があるのです。
     しかし金型屋さんが頑張ってくれて何とか表面には出ずに済むと。
     ありがたいことです。
     度重なる試作数に、こちらのこだわりを感じていただけたのでしょうか(笑)。
    量産サンプル
     どのような分割を行なったのか現時点では確認できていませんが(製品をよく見ても本当にどこで割っているの判りません)、金型の所有権はこちらにありますから、どこかで写真でも送ってもらおうかと思っています。

     ところで、実際に金型が出来たのは製作依頼から約3週間後のことで、思ったより設計に手間取ったと説明がありました(図面だけでは金型屋さんに形状のイメージが伝わりにくかったということで、金型設計の参考にするため最終試作品はいったんゴム屋さんに送り返しており、現在手元にはありません)。
    量産サンプル
     それからすぐに試打ちが行なわれ、量産サンプルとして確認のために4個が手元に送られてきましたが、これを開封する時にはさすがに緊張と興奮で手が震えました。

     このように企画・設計から金型製作の指示まで個人として行なうなど初めての経験です(そして多分最後でしょう)。

     最終試作で気になっていたところは大丈夫なのか、そして本当に装着に問題は無いのか、見栄えは…。
     全てが期待と不安の中です。

     しかし試作を積み重ねた結果に間違いはありませんでした。


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