08505/08506 PXF00367 松澤 勇治 キャリパーをカタチにする
( 7) 97/01/06 01:05 08503へのコメント
外は大雪になってしまってNRに組み付け自体は無理と判断して(田舎だからスペースはあるけど気温が低くて作業にならん(^^;)部屋の中でキャリパー自体の組み立てに留めました。
左右のキャリパー部品が一つになるのは実に4ヶ月ぶりの事です(除く撮影時(^^;)。
休みの前日に会社にキャリパーの無加工の残り半分側を持参してエアを吹き、純正ピストンをほとんヌ押し出しておいたので抜き取るのも簡単です。
まず始めに、無加工の側にピストン3つをはめ込んで感触を覚えておきます。
溶接などで熱の当たっているもう半分との違いを確認する為です。こちらは寸法自体はもちろん問題なく、良い感触ではまりました。
加工したもう半分にピストンを押し込む時はやはり少し緊張しました。が、こっちも押し込んで見た感触はそれほど違わず、これなら問題ないだろうという感じです。とりあえず安心しました(^^)。
写真を撮りながら組み立てた後は、データも取っておきます。
純正ピストン(6ポッド)重量…約55、36、34g(大、中、小)
A7075BE-t6 削り出し品 …約27、18、17g( 〃 )
純正キャリパー(6ポッド)重量…約980g
切った貼った追加工品 …約810g
純正新品(6ポッド)パッド…1枚約140g
まあ今付いてる純正の4ポッドの重量データがまだありませんから(外した時に測るつもり)何とも言えないところですが、ワンキャリパー170gの軽量化になってますから(^^;素人がやるにはこんなもんでしょう。
上のキャリパー重量はパッドのみを除いてその他の部品は全て付けた状態です。
ピストン重量は半分だし、約パッド1枚分軽くなったってところか…。
ところでここに面白いデータがあります。
出所はバイカーズステーション誌94/10月号(^^)。紙面に各社有名どころのキャリパーデータ(もちろん重量も)がいろいろ出ています。自分で手掛けたものの重量と比べてみるのも一興かと思って(^_^;。
4ポッドものはブレンボの削り出し 600g を筆頭にさすがに各メーカ軽いです(製品全般を見てもブレンボが 100g 前後他メーカより軽いかな(^^)←これがアルミピストンの効果か?)700g 前後が平均的なところのようです。 重いものは800g を越えます。
6ポッドになると 650(ISR)〜960g(アドバンテージニッシン)てな事のようです。頑張ってるものは、4ポッドと比べても遜色無い重量に収まっています(材質が凄かったりするけど(^^;)。
驚くのは SPIEGLER の8ポッドだよな、これで 750g だなんて…。
自分の「6ポッド改」は ISR、BERINGER(ベランジェーと読むらしい(^^;)、PVM の、650〜730g 組には及ばんが、GRIMECA(850g)、BILLET(910g)、 アドバンテージニッシン(960g)を重量では凌いだ事になりますね…(^_^)。
加工前の6ポッドは重い部類のようです(トキコ製のものの重量が気になるけど…)。
余談ですけどパッドの重量は4ポッド用が各メーカ平均すると1枚 80g 前後。6ポッドは 120〜150g くらいのようです。
PXF00367/RC40(NR) 松澤 勇治(長野県下伊那郡)