08438/08438 PXF00367 松澤 勇治 無電解ニッケルメッキ終りょ…う(^_^;?

( 7) 96/12/18 22:00 08016へのコメント

 本日午後3時過ぎ、当社化学係メッキ槽の前での会話…。登場人物は化学係の新人くんと、手配をした工務の某氏…。

新人「…そろそろ時間ですね、さて緊張の一瞬ですぅ(^^)上げますよ」

 …ざばあああ。メッキ槽の中からモノが持ち上がる。キラ〜ン☆☆…輝くばかりの小ピストンが4つ、緑色のメッキ液の中からその姿を現す。

新人「…オッケェ〜(^^)、うまくいってますね」
某氏「…よしよし〜っ(^^)」
新人「いいですね。じゃ、中ピストンの方も上げてみましょう…」

 キラ〜ン☆☆…こちらも4つ、まぶしい程のピストンが上がって来た。

新人「…よおおっし、オッケェ〜ですね〜(^^)、ほんじゃ残る大ピストン…」

 …ざばばばっ。目の前に上がって来た大ピストン4つを目の当たりにした時、彼等は一瞬凍り付いたように言葉を失った(こんなんばっか(^_^;)。
 4つのうち、2つはそれまでの中小ピストンと同じきれいに輝くメッキ色をしていたが、残りの2つはなんと想像だに出来ない見事な「こげ茶色(^^;」をしていたのである…!。

某氏「…こ(^_^;これわっ…何じゃ〜っ」
新人「アレ〜っアレ〜っアレ〜っ(^_^;、何ですかこれ…」
某氏「…こっちが聞きたいんだって(^_^;」

 大ピストンは4つとも同じ工程を進んでいたので、こんなに処理に差が出るのは理解し難いという事。材料を間違えているのかとも考えたそうだが、1本の丸棒を与えてるだけなので、それは無い。
 新人くんではこれが「失敗」してるのかそれとも「大丈夫」なのかこうなった「原因」すら判断出来ないので、主任サマにお話を伺って、その2つだけ再メッキをする事に…。
 しかし、素材がメッキの膜厚まで考慮した寸法を出してあるのでこれはツライ。
剥がすのには酸などの薬品を使うらしいんだけど、どのくらいまで素材が痩せるとか、難しいという話…。
 もちろんメッキを剥がすなど新人くんはした事ないので、こちらも主任サマを頼る事に…(^_^;。
 まあ「えいやー」でやり直しちゃうとは思うけど、最悪の場合、大ピストンの2つは削り直す事に…?
 …楽しいぢゃねぇか(^_^;!!

 中小ピストンは熱処理を一晩かけて行なって、明日どうやらワシの手に届くらしいです(^_^;。
 大ピストンは…うまく行けば1日遅れで済みそう、なんですが…今までのごたごたを考えると…(^_^;。

PXF00367/RC40(NR) 松澤 勇治(長野県下伊那郡)

閉じる