00821/00822 PXF00367 松澤 勇治 キャリパーピストン加工開始です(^^)

(14) 96/09/04 01:33 00820へのコメント コメント数:1

 ほとんど日記みたいですみません(^^;>ALL
 SYSOP 宛てメールで7番ネタの継続に絡んで伺っていますがちょっと返事が無いようなんで…(^^;;;;コノママ

 今日材料が渡りました。結局 7075 丸棒からの削り出しでいく事になりました。
 図面を書いたヤツは 4032 材を要求したのですが資材部にストックが無かったようで…。
 4032 はアルミの中でも熱伝導率が低くて、 強度も 7075 程ではないがそこそこあるものなのだです。明日から上司の目を盗んで(^^;加工に入るようです。

 それにしてもトータルで12個(^^;も削るのは相当イヤがられています(^^;。

 事前の検討では寸法、表面粗さとも加工技術に問題は無いという事です。純正の現物を測定したところ「rmax2ミクロン(粗さを表す表記で、同一面の一番低い所と高い所の差だとか)」だったそうで、研磨すればこのくらいの仕上がりだろう、というものらしいです(^^)。
 結構きちんとしていると言ってました(…って純正品に向かって(^^;)。

 純正の加工方法はどうやら「絞り」でコの字型にしてるらしくって、4ミリ厚からの物を絞って成型するなど、熱間の処理でしょうがちょっと考えられんな、という感じです(^^;。フツウ "シボリ"ハ モットウスイ

 問題だったのは硬質アルマイトの表面処理で、化学に聞きに行った所、アルマイトの種類によって表面に付く被膜の厚さは違うらしいですが、硬質…だと5/100ミリ厚くらいで、「寸法指定されても現状では被膜で2/100ミリくらいの精度しか出ない」処理時間とかの管理が難しくて、どうしても個別にバラついてしまうらしいのです…。
 これではいくら切削精度をミクロンオーダーまで詰めても、表面処理の被膜厚さがそんなにバラついては…(^^;。

 …まあ過去サービスマニュアル等で磨耗限界を指示してあるものでも9/100ミリ(ほとんど0.1ミリ(^^;)とかですから、 それに比べれば寸法上は全く問題無いでしょう。粗さがちょっと…(^^;;。
 とにかくまずアルマイトも含めてやってみようという事になっています(^^)。

 ところで体積から計算するとピストン重量は純正の約半分(バネ下で250g軽量化)程になるそうです(^^)。キャリパー単体での重量比較が楽しみです。

PXF00367/RC40(NR) 松澤 勇治(長野県飯田市)

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