00740/00743 PXF00367 松澤 勇治 鋳鉄ロータも化学被膜処理する事に…。

(14) 96/08/23 23:24 00737へのコメント

 6ポッドはピストンが小さくなってロータに対しては外周に寄ります。
 これが「有効径が大きくなる」という多ピストン化のメリットの一つとされます。
 回転中心よりも離れた所を押さえる方が小さな力でブレーキを効かせる事が出来るのです(^^)。
 ニッシン6はこれに合わせてパッドの形状も横から見ると薄く、幅が広くなっています(これがよりロータの外周に沿って配置される)。
 この為、純正ではパッドが当たっていた場所も、ロータの中心側の部分でずっと当たらない部分が出来てしまう事になります。

 ステンロータの場合なら問題ないと思いますが、鋳鉄はそれはものすごくサビます(--;。直接水が掛らなければひと月とかでも平気ですが、洗車時などに水を掛けると、終わる頃には見事にオレンジ色になります(^^;。
 それも、パッドが当たる部分以外はサビません。

 見てもらうと、どうやら出荷時にはロータ全面が「亜鉛メッキ」で処理されているようです。
 実際にパッドと擦れてメッキが取れてしまった部分だけ、水が掛るとサビる訳です。

 パッドの当たらない部分に耐熱のクリヤー塗料でも吹いて済ませようかと思っていたのですが(^^;化学部門の人と話をすると…。
 「…フローティングディスク?だったらロータはクリップで止まってるんだろ?そらぁ亜鉛メッキし直すしかナイだろ〜(^^)。」
 亜鉛メッキはアルマイトと違って一部分でも出来るんだそうです(^^;。
 …こ、これわ(^^;。

PXF00367/RC40(NR) 松澤 勇治(長野県飯田市)

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