00604/00604 PXF00367 松澤 勇治 入手しました>ニッシン6ポッド(^^)

(14) 96/07/21 00:42 00595へのコメント

 ZX7RRの純正品(黒)を左右入手しました。思ったより随分早く来ました(^^)。
 値段は片側¥2.29万で、パッド付きでしたv(゚o゚)v。マジカネ…
 一気に取り付けの確認と今後の方向を打ち出すべく、パラパラと雨の降る中バイクのシートをめくって作業開始です…。

 まず「一部の車種にはボルトオン」と謳われたデイトナと同じ物なのかどうか。
 GSFの純正ニッシン4ポッドキャリパーを外し、代わりに取り付けてみると寸法はドンピシャ。
 まず間違い無くモノは同じで、多分最近流行の鋳造ブレンボ等「如何にも替えました(^^;」的にアピールする為に、ニッシンに「金色にして」と発注したのでしょう…。
 値段的にもデイトナ設定の¥2.95万は 「6ポッドとしてはムチャ安い」と思わせますが、純正品価格の7RR用を考えれば、十分商売になってるわけですね…。
 まあワシみたいに「目立たんように黒がいい(^^;」なんてヤツはそうはいないでしょうから「金色の塗装代¥6000(^^;」と言われれば納得して買えるかもね…(^^;。
 逆に黒で良ければ7RRの物を頼めば、パッドはまあ違いますが、更に安く入手出来るというわけです(^^)。

 しかし、いずれにしてもこんな値段で6ポッドが手に入るとは、いい世の中になったものです(トキコの6ポッド¥3.4万は企業努力が足りないか(^^;?)。
 数年前にヨシムラニッシンの4ポッドキャリパーをブレーキホース付きで¥20万で購入した事など信じられない話です…。

 しかし、サポート無しでピッタリ付いているGSF+ニッシン6ポッドは…本当に美しい、それほど息を飲む美しさ…。<おめぇ、あぶねえぞ(^_^;
 ピストン部の薄い造りが何とも言えないシャープな雰囲気を醸し出して、ものすごく引き締まった印象を与えるのである。NRのロータ隙間に入っても入らなくても、このままGSFに付けてしまいたい衝動に駆られる…うおお(^_^;。

 取り出し口も一緒なので、ブレーキホースもそのまま使えるし…。
 ほんと最小の部品交換でイケるのはありがたい事ですね。
 ただ、設計はマスター側の口径がφ14でされてるそうなので、様子を見て交換が必要かも(GSFはφ5/8)。でもこれはBIG1とかにRC30のマスター付けるのと同じ状態だから、何とも言えないけど…。

 …気を取り直して(?)NRのキャリパーを外す。6ポッドを恐る恐るロータ隙間から入れてみようとすると…!
 …入らない…!!
 トキコの物より見るからに薄い、同じニッシン製でも入らないのか!!
 それほどNR、RC45に使われてる4ポッドキャリパーってのは寸法設計がギリギリにされているのか…なんてこった!

 一瞬、頭の中に「なるようにしかならんのか(^^;、やっぱ6ポッドはGSFに付くのが運命だったのか…(^^;」という想いがよぎりました。
 …ど〜も今回のGSFイジりも、もともと手を入れる気などなかったのに、パーツリストを見たらあれやこれや発注しちまうし(^^;、NR用にと考えた6ポッドはNRには付かずに(^^;これもまたGSFにボルトオンで付いちまうという信じられん技も見せてくれるし、時代の流れがGSFに向いているとしか思えないような状況ですよね…。<曲解(^^;

 …。
 しかしもう少しねばってみる事に(^^;。入らないとは言え、もう少しなのです。
 
トキコの場合は、本体が明らかに当たってしまいましたが(数ミリ)ニッシンの場合は、パッド固定用のピン部が僅かに当たる程度なのです。
 瞬間「少し削れば大丈夫じゃ(^^;」と思ってしまうくらいに…。
 そこで念の為、パッドを外せばもしかしたら入るかと思ってやってみました。
 すると…入った(T_T)!!
 パッドを外した状態だと、かなり余裕で隙間をくぐりました(T_T)。ウルウル

 だめなら最後のテは、ロータを外して、挟み込んだ状態でホイールとロータを組み付けようか(暴挙(^^;)とも考えましたが、タイヤ交換のたびにロータを外すなど、とても非現実的です(^^;。
 それが、パッドを外す事によってキャリパーが取り外し可能ならこれは随分と現実的になります。十分許容範囲です(T_T)。
 結果、NRにも何とかイケそうです…。(T_T)(T_T)(T_T)ガンバル

 トキコの場合もパッドが付いたままでダメという判断を下したので、もしかして同じように外せばイケたのかもしれません。
 でもワシは、トキコの物よりニッシンの6ポッドの方が形が全然好きなんですよね(^^)。それで値段もこんなに違ってしまうなら使えるとしても間違い無くニッシン製を選んでいると思います…。

 それにしてもブレーキメーカーにとってこれは厳しい状況と言えなくないですかね…。
 ニッシン4ポッド、6ポッド、トキコ6ポッドは、全く同じ取り付け寸法を持っていますから、ヤル気のある人ならすぐに付け替えて「どれが良い」とはっきり言えてしまう土壌がある訳です。
 個人的にはいろいろメーカによって取り付け寸法に差があったのは、この「比較」が単純に行かない事もメリットの一つだったのでは、と思っていましたが、さてどうなります事やら…(^_^;。

 (責任は持てませんけど(^^;)ちなみに、キャリパーのフォーク固定面と、ロータ面までの距離は、NR、GSF、4ポッド、6ポッド共に同じ(!)で、これはバイクメーカの寸法設計よりニッシンの寸法設計の方が優先されている(同じなら作り易いもんね、型代とか加工機とか共用出来て安く済むし(^^)。安いって事は量産する場合には重要な事ですよね)と思われました。
 発展して考えると、フロントフォーク間とかのピッチもメーカによってそんなに差が出る物ではないかもしれませんね…。
 まあ大排気量クラスはフロントのリムもほぼ3.5インチで横一線だし、 そう不思議な事でないかもしれません…。
 以前NRのロータ交換の際にも、寸法的にはRC45もBIG1もみんな同じと思われる、と言いましたが、今回の例もこんなもんですね…(^^)。
 ただ、メーカが違っても(ホンダ、スズキ)、ってのが驚きですけど。

 さてNRに付ける場合にはキャリパーサポートの作成が必要ですが、これがチョット困りました(^^;。
 理由は、元の取り付けネジ寸法に対して6ポッドの方の取り付けが広い為、相当大きなサポートになってしまう事が想像出来るからです。
 キャリパー単体では(いずれ正確に測定するつもりですが)4ポッドも6ポッドもそれほどの重量差は無いようですが、サポートがデカくてバネ下が重くなる、結合剛性が弱くなる、カッコが悪くなる(^^;、等のデメリットをはね返して、それ以上に価値を認められる効きを手に入れられるかは大きな疑問ですね…(--;。
 サポートの寸法設計に入ってみますが…う〜む。
 あ、そうか、ブレーキホースも新調する必要が…(T_T)。

 それにしても、NR純正のニッシン4ポッドと6ポッドは、さすが同一メーカー製、すごく似てるんです(^^)。
 ああ、同じ取り付け寸法で6ポッドが出てくれたらなあ<夢(^^;。
 きっとかっちょいいんだけどなあ…。

 …アレ?これNRの改造記だったっけ(^_^;。
 これまで書いた事も無いほどのウルトラ長文失礼 m(__)m。

PXF00367/RC40(NR) 松澤 勇治(長野県飯田市)

閉じる