00279/00279 PXF00367 松澤 勇治 プロジェクトμレーシングスペックパッドだ!

(14) 96/03/31 01:06

 NRにブレンボの鋳鉄ディスクを入れて、あまり情報もなくフェロードのパッドが良さそうだという事で組みあわせた所、これがヒートしないと効かないと来た。おまけに、冷えてる時とで効きにかなりの差があって、街中などで使いにくい(握ろうという時、効く状態か効かない状態か判らず、思い切って握り込めない)。
 
更に、効きが上がってる状態でも初期の食い付きと握り込んだ時の制動力がかなり異なり(握り込むとグッと制動力を高める/結構好みなんだけど…)、桜海老といい関西行きの時といい、試乗した人からはほとんど酷評に近い(^^;ものがあった(T_T)。
 まあ、タッチ自体は好みの問題なので我を通すとしても(^^;特に状況で効きに差があるのは何とかしたいと思った。

 多分、フェロードのパッドがかなりヒート状態を想定したコンパウンド配合になっているのではないかと想像させた(摩擦係数グラフ無いから知らないけど)ので、とにかくロータ温度の低い状態からでも十分な摩擦係数があるパッドを探した。
 タッチの件も考えるなら、とにかく圧倒的な初期の食い付きがあって温度上昇と共にやや効きが弱まるタイプが良さそうだと考えた。これなら、握り込みと共に急激に効力を上げる感じも弱まのでは、と思ったからだ。
 この際、寿命が短いとか、パッドカスでフロント回りが汚れ易いとかは二の次だ(^_^;。

 候補はまずプロジェクトμのハイパーカーボンブレーキパッド。これは知人がST1100に使っており、それ以前のRKのものと比較して別モノのように初期の食い付きが優れていた(どちらのパッドの時も乗った)覚えがあったから。
 雑誌でもRKの物との比較で同じような印象が述べられていた。
 鋳鉄にも使えると明記されてる事もポイントだった。
 しかし熱−摩擦係数グラフではヒートするに連れて係数が上がっている。初期の食い付きは格段に良くなるだろうけど、握り込みと効力の傾斜はそうは変わりそうにない感じだ。
 ところが同じプロジェクトμにレーシングスペックパッドという名称のものがあり、なんとこちらの方は100℃のポイントで最大摩擦係数を持ち、以後温度上昇と共に緩やかに係数が低下する。
 これのどこらへんが「レーシングスペック」なのか判らんけど(^^;ハイパーカーボン…に比べると300℃を境に摩擦係数が逆転する(ヒート状態はハイパー…の方が強い)とは言え、想像上では自分の要求にピッタリはまる。
 そこでこいつを入手してみたという訳だ。
 明日は楽しめそうだ。

PXF00367/RC40(NR) 松澤 勇治(長野県飯田市)

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